DMCA(デジタルミレニアム著作権法)とは?
DMCAは、デジタルミレニアム著作権法(Digital Millennium Copyright Act)の略で、アメリカ合衆国で1998年に制定された法律です。この法律は、デジタルメディアとネットワーク技術の進化に対応するために作られました。DMCAは、著作権保護、デジタル著作権管理(DRM)、オンラインサービスの責任免除など、さまざまな側面にわたる内容を含んでいます。
DMCAの主な特徴や機能には以下の点が挙げられます:
- 著作権保護と違法なコピー防止: DMCAは、デジタルメディアの著作権を保護し、違法なコピーを防止するための法的な措置を提供します。
- デジタル著作権管理(DRM): DMCAは、デジタル著作物に対するアクセス制御やコピー制限などのテクノロジーを保護するための規定も含んでいます。
- 責任免除条項: オンラインサービスプロバイダー(OSP)※オンラインサービスすべて含む
に対して、ユーザーが投稿したコンテンツに関する著作権侵害に対する責任を制約する責任免除条項も含まれています。OSPは、一定の手続きに従って著作権侵害行為に対処することで、法的な責任を回避できる場合があります。 - 著作権侵害通知と対応手続き: DMCAは、著作権侵害に対する通知と、それに対する迅速な対応手続きを提供しています。著作権者は、オンライン上で自らの著作物が無断使用されている場合に、OSPに対して著作権侵害通知を送り、OSPは侵害コンテンツを取り下げるなどの措置をとることが求められます。
米国の法律ではありますが、Google等の米国企業はDMCAに従う必要があるもので、日本人にも影響します。DMCAに抵触したコンテンツはGoogleの検索結果から削除されます。
自分のコンテンツがコピーされたた際は削除依頼を、逆に検索結果への復活の方法などをご紹介いたします。
DMCAの申請方法
著作権侵害の報告: ウェブ検索にアクセスします。
![](https://hanamusubiweb.com/wp-content/uploads/2023/12/image-1.png)
- 氏名
※必ず本名である必要があります - 会社名
- 対象となる著作権者
- メールアドレス
- 国
- 対象著作物についての証明できる点を提出
対象著作物の特定と説明…どの箇所がDMCAに抵触しているのかを説明
正当な対象著作物を確認できる場所…著作権を持つコンテンツの中でどの部分にあたるか説明
上記の内容をフォームに入れ申請します。
申請後、Lumenというサイトで申請内容と申請者名が公開されます。
申請がみとめられれば、Google検索から著作権を侵害したサイトは削除されます。
コピーコンテンツや悪意のあるコンテンツに関して通報という方法で削除依頼ができます。
検索以外のコンテンツ報告はコチラから
検索以外のプロダクトも上記のリンクより申請が可能です。
![](https://hanamusubiweb.com/wp-content/uploads/2023/12/image-2.png)
虚偽報告申請の異議申し立て通知の提出方法は?
Googleサーチコンソールに登録していると、新規申請されると通期が届きますので、異議申し立てを行います。
送付されたメールに「DMCAに基づく異議申し立て通知」リンクがありますので、そのまま異議申し立てを行うことができます。
- 著作物に対する証明を行う
- 連絡先を明記する
上記の必要情報を記載の上、「送信ボタン」で異議申し立てを行えます。
DMCAを悪用されることがある?!
DMCA自体は正しく使えば、ユーザーにとって価値のあるものになるはずですが、悪用されるケースもありメディアの運営者はDMCAの仕組みを理解しておく必要があります。
検索結果から削除できるという内容が、悪意のある使い方をされ、今までの評価が消えてしまうリスクがありますので留意しておきましょう。
まとめ
DMCAの理解と対処法についてご紹介いたしました。
自身のサイトを守り、また自分自身も著作権侵害を行わない為に正しい知識をつけて対策しておきましょう!
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