Googleサーチコンソールでも正規表現が使えるようになりましたが、意外とまだ使われていない方も多いのでは?とくにOR検索したい!なんてときは重宝する機能。
正規表現とは?の記事はこちら
今回はその正規表現フィルタの使用方法をご紹介いたします。
サーチコンソールの正規表現の使用場所
まずは、管理画面上の使い方をご紹介いたします。
①検索パフォーマンス>新規>検索キーワード
②検索パフォーマンス>新規>ページ
それぞれのメニューの一番下からカスタム(正規表現)から選ぶことができます。
または(OR)検索をしたいとき
または(OR)で指定したい場合は「|(パイプ)」を使うことで絞り込み条件を作ることができます。
例えば、「りんご」または「みかん」を含む検索クエリで絞りたい場合は
これで、「りんご」か「みかん」を含むキーワードの抽出が行えます。
こんなとき使えます!!!
前後の組み合わせキーワードの両方を絞りたい場合、
例えば、「りんご 大阪」「大阪 りんご」は基本的には同じ意図で集客していますが、検索クエリ上では別のキーワードとして処理されます。カタカナとか無限に出てくると思いますが、特に指名ワードなどはまとめて分析したいものです。その際に重宝するとおもわれます。
複数ページをまとめて分析したい場合
例えば「https://example.com」と「https://example.com/index.html」でデータが分かれてしまっている場合。同じページなので一つにまとめて分析したいものです。
この場合は「https://example.com$|https://example.com/index.html」このページで絞り込みがかけられます。
その他のサーチコンソールで使える正規表現
正規表現 | 記述例 | 意味/どう使うか |
* | https*:// | 直前の文字が無い、もしくは連続する場合に一致します https://とhttp://に一致。 |
.* | りんご.*大阪 | りんごと大阪の間に文字列があるものを抽出。 |
[任意の文字列] | [赤青]りんご | []の中に入っている文字列を抽出 赤りんご・青りんごを抽出 |
$ | https://example.com$ | $以降の文字は含まない、終わりを意味します。 この場合サイトのTOPページのみ抽出されます。 |
^ | ^りんご | 先頭を意味する正規表現です。 りんご娘は抽出されますが、赤りんごは抽出されません |
日常的に使うとすればこのあたりでしょうか?
そのほかの検索パフォーマンス レポートの正規表現のほかの例はこちら
search analytics for sheetsでの正規表現の使い方
サーチコンソールではスプレッドシートにデータを抽出できるアドオン「search analytics for sheets」があります。
連携方法はこちら:
Googleサーチコンソールのデータレポートを自動化!search analytics for sheetsでスプレッドシートと連携する方法
このアドオンでも正規表現を使うことができます。
Filter By:のmatches regexは正規表現に一致、doesn’t match regexは正規表現に一致しない
正規表現の使い方は管理画面上と同じになります。
ただ、一度管理画面上で正規表現の抽出があっているかどうかを確認してから進めるようにしてください。(間違ったまま進めるとあとあとつらいです)
自動排出レポートを作成できるので、毎回ややこしい正規表現を記述する必要がないので、運用に向いているのはアドオンかもしれません。
まとめ
今回は管理画面上、アドオン上で使えるサーチコンソールの正規表現をご紹介いたしました。
クエリやページでは意図せずデータが分散してしまうことがあります。
その際に分析しやすいようにデータをまとめることでより高度な分析ができるとおもいます!
ぜひお試しください!
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