探索レポートをわざわざ開けるのめんどくさい、できれば抽出したデータは社内のデータと合わせて管理していきたい…Excelで出せないの?そんな悩みを解決する、GA4のデータをスプレッドシートに抽出するアドオンが公式で用意されています。
今回は「GA4 Reports Builder for Google Analytics」の使い方をご紹介いたします!
GA4 Reports Builder for Google Analyticsのインストール方法
①Googleスプレッドシート>拡張機能>アドオン>アドオンを取得をクリック
②検索で「GA4 Reports Builder for Google Analytics」と検索
③インストールをクリック
④GA4連携のあるアドレスでログインします
⑤連携してもいいですか?というポップアップが出てくるので「許可」をクリック
これで使用する準備ができました!
GA4アドオンの使い方
Googleスプレッドシート>拡張機能>アドオン
そうすると、先ほどとは変わって一つ増えていると思います。
GA4 Reports Builder for Google Analyticsを選び、Create new reportをクリックしていきます。


そうすると、右側に上記のような作成画面がでてきます。
- Report name…レポートの名前をつけます。抽出するデータの中身を書いておくといいです。
- Account…使用するアカウントを選びます。
- Property…使用するプロパティを選びます
- Start date…抽出したいデータの開始日を選択します(あとで変えられます)
- End date…抽出したいデータの終了日を選択します(あとで変えられます)
ここまでの内容をいれると、下記の内容が出現します。

- Dimension…ディメンション。どのような切り口でデータをみたいか選択できます。(あとで変えられます)例えば月別、ランディングページ別、チャネル別、などです。
- Metrics…メトリクス。指標のことです。なんの指標をみたいか選択します。(あとで変えられます)例えばセッション数とかコンバージョン数とかそういったことです。
今回は仮に、月別の自然検索のセッション数とエンゲージメントのあったセッション数、CV数、直帰率を抽出してみます。

設定はこうなります。複数選択可能です。ここで「あ!!これ忘れてしまった!」となっても大丈夫です。あとでなんとでも修正できます。一旦データを抽出してみましょう。
「Create Report」をクリックします。

このようなシートが出現すると思います。さきほど設定した内容が反映されています。
このシートで自由に変更が可能です。
このままではまだデータ取得ができていないので、RUNします。
Googleスプレッドシート>拡張機能>アドオン>GA4 Reports Builder for Google Analytics>RUN Reports

このようなデータが出てきたと思います!
出したいデータをGA4画面を見ずに取得することに成功しました。
あとは、レポートティングの資料に連携するなどすると、転記の必要なく個数削減が可能!
フィルターのかけ方
※2024年追記※
フィルターがかけられるようになっておりました!!これで公式ツールでも運用していけますね。

◆Dimension filters…ディメンションのフィルターを掛けることができます。
例:オーガニックのみ絞りたい、特定のページのみ絞りたいなどで活躍します。
◆Metric filters…指標のフィルターを掛けることができます。
例:セッションが1000以上のページのみに絞るなど
+FILTER それぞれフィルターをかけたいものを選択します。
(英語なので反映を見ながら探すと良いです◎)
https://support.google.com/analytics/table/13948007?hl=ja
+NOT ~を含まない(これを選択しなければ含むになります)
+AND かつ 複数のフィルターを掛けるときに選択します
+OR もしくは 複数のフィルターを掛けるときに選択します
ANDとORを組み合わせできるようになったのは、データ抽出が楽になっていいですね!
補足*
フィルターを掛ける際は、ディメンションと指標に入っているものしか選ぶことができません。
予めディメンション・指標にいれておきましょう。
探索レポートと少し動作が似ていますね!
ちょっとした小技集
1.Start dateとEnd dateは関数をいれると便利です!
たとえば、Endはいつも今日のデータまでを出したいときは
=today()
といれると便利ですよね。さらに別シートで、月初日を計算するシートを用いて常に今月の最新データをとってきてね、なども可能。

↑こういうイメージです
2.PropertyIDさえ変えれば連携されているデータを同じ切り口で取得することも可能。
色々出したいデータ集を作って、シート自体をコピー、プロパティIDを修正すれば
初期設定不要です◎
スケジュールを設定して自動取得をする方法
※2024年追記※
設定したものを定期でデータ取得することが可能です。
これで、毎日のデータを抽出する必要がなくなるのです。
Run reportsの下のSchedule reportsを選択


never…更新なし
every month…毎月(毎月何日の何時にロールアップするか設定可能)
every week…毎週(何曜日か決められる←なぜか時間設定できない)
every day…毎日(何時にロールアップするか設定可能)
every hour…毎時
データ量に応じて設定するといいですね◎
まとめ
今回はGA4の公式ツール「GA4 Reports Builder for Google Analytics」をご紹介いたしました!
スプレッドシートはシートをまたいだデータ参照が可能なので、
スプレッドシートはimportrange関数とVLOOKUP関数を使ってデータの軽量化を!ぜひこちらも参照にデータ自動化をすすめていきましょう!
コメント
GA4Magic Reportsが第3者ツールにためインストール禁止されている企業もあることから、こちらの情報とても助かりました!
ありがとうございました><
これからも有益な情報をどうぞよろしくお願いいたします。