ビューが消えたGA4、代わりはある?下層ディレクトリはどう運用する?

GA4

GA4に切り替わってから、「ビュー」の概念が無くなってしまい代替えを探している方が沢山いらっしゃると思います。
GA4ではドメイン単位のプロパティは一つしか設定できません。
UA時代では、ディレクトリごとなどの特定の条件・目的によって「ビュー」を分け、権限付与を行うことが出来ていた為に、この目的に応じて権限を、というニュアンスが適応できず困る事象があります。

今回は「ビュー」の代わりをどう置き換えていくかご紹介いたします。

GA4でビューを代替えするには?~例:部署ごとの運用~

プロパティを複数用意する

UA時代に作成していた「ビュー」と同じ内容のプロパティを複数作成します。
これであれば、部署ごとに確認するプロパティを作成することができます。
懸念点は、管理上の問題になります。
データ設定等はそれぞれのプロパティで独立することになりますので部署ごとにデータ収集が違えば、数値の乖離が出てくるなど、予め認識しておく必要があります。

サブプロパティを作成(有償版のみ)

サブプロパティはUAのビューの再現が可能です。データフィルタを行ったサブプロパティを複数作成することができます。
サブプロパティであれば設定上はひとつで、何か変更が行わればすべてのサブプロパティに影響しますので、管理上数値管理もしやすくなります。
デメリットはそれだけで有償版にするにはコスパが悪すぎる点です。
もちろん有償化にすることのメリットもありますが、ビューを分けたいがためが理由であれば他の方法を探したいところです。

GA4のビューの代替え~例:特定のディレクトリを見たい場合

探索レポートを使用する

探索レポートを使用して、特定のディレクトリのみを切り取ったレポートを作成できます。
また権限で困っていた方も、探索レポートで作成したレポートのみを共有することが可能です。

探索レポートでは「セグメント」を作成し、特定のディレクトリを確認することができます。

見たいセグメントを用意しておけば切り替えることも可能です。

通常レポートでフィルタをかけて確認する

レポート画面で初期設定では「すべてのユーザー」を表示していますが、
「比較対象を追加」をクリックすれば、データのフィルタリングをすることができます。

比較対象を追加をクリックすると、比較を作成できます。

遷移ごとに比較対象を表示するかどうかチェックを入れて出し分けします。
データの確認だけであれば、この機能を使えばほぼほぼクリアできるのではないでしょうか?

サブディレクトリを除外したい

データ集計の際にサブディレクトリを除外したい場合、
プロパティを分けて、GTMで設定する際に除外設定(含む)をおこなう方法があります。

1.https://sample/aaa/…GTM1(/aaa配下かつ/bbb配下を除外)
2.https://sample/bbb/…GTM2(/bbb配下かつ/aaa配下を除外)

タグマネージャーで設定を行うだけなのでそこまで管理上でデメリットを感じません。
ディレクトリごとに管理部署が違う場合はこの方法で運用するとデータが混じらず
かつ、権限付与の観点でも有用と思います。

まとめ

UAの便利な機能「ビュー」が無くなったことで代わりを探されていたかた、代替え方法はみつかりましたでしょうか?
目的別に対応して快適なGA4ライフをお楽しみください。
また、その他の目的で分けたい!どうすればいいの!という方がいらっしゃいましたらお問い合わせまでどうぞ!

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