Googleシグナルとは?
Googleシグナル(Google Signals)とは、Googleの各サービスのログイン情報を用いることで、クロスデバイスでの重複を無くしてユーザー行動を分析する際により正確なデータ計測をする為の機能です。
PCとスマホなどデバイスをまたいでも、ログインしている状態であれば同一ユーザーとしてカウントされます。過去このデータが集約されていないことで、別々のユーザーとして扱われていましたが、
よりユーザー行動を深く理解することができるようになりました。
今後もサイトに集客してからのユーザー行動は、よりデータ上で重要なものとして確立していくはずです。
今回は、Googleシグナルの設定方法やメリットや注意点をご紹介いたします。
Googleシグナルの設定方法
GA4設定画面の
①データの収集と修正>データの収集をクリックします。
②さらに、データ収集の「オンにする」をクリックします。
③さらに続行をクリック
④さらに「有効にする」をクリック
これでデータ収集の設定は完了です。
さらにレポート用別子にGoogleシグナルを含めるにマークをいれると
インサイトなどの情報がGA4で確認することができるようになります。
Googleシグナルを有効にするメリット
- 正確なユニークユーザーの数を把握できるようになる
Googleアカウントをもっている前提ですが、クロスデバイスなどの行動も同一ユーザーとみなされるため、より正確に把握できます。
ユーザー行動で、同一ユーザーが複数のページを見ているのか、すべて別のユーザーなのかは、対策方法が全く異なってきます。そういったこともあり、正しいユニークユーザー数がわかることは分析の上でとても大事なことといえます。 - 広告効果の正しい把握やコンバージョン数の増加に期待できる
電車でスマホで広告流入をしたユーザーが、家に帰ってPCで検索からのコンバージョンすることはよくあるモデルと思われますが、この行動をぶつ切りにしてしまうと、正しい広告の評価ができません。
本来広告を止めてしまってはCV数の減少につながるにも関わらず、オーガニックしか評価されないと結果CV数の減少につながります。正しくユーザー行動が把握できるからこそ、広告の効果などが正しく判断できるようになります。 - ユーザーインサイトが可視化できる
ユーザーのデモグラやインタレストカテゴリなどを確認できるようになることも、分析の上で大事なので獲得していきたいですね!
Googleシグナルを有効にするデメリット
- アクセス数が少ないと「しきい値」が適用になることがある
しきい値とはユーザーのプライバシーを保護するためにレポートに表示されるデータから特定の個人を識別できないようにするための仕組みです。しきい値が適用されるとレポートの一部のデータが削除され、実際の数値との乖離が生まれます。
ただ、レポート識別子の設定を「デバイスベース」にすることで、
しきい値なしの値を確認することができます。
Googleシグナルを有効にする注意点
あくまでも、GoogleシグナルはGoogleのアカウントを持つユーザーのみ対象になっているので、クロスデバイスでもどちらか一方しかログインしていないとなるとその照合はできません。
Googleシグナルを有効したからといって、すべてのユニークユーザーが正しく計測できるわけではないという認識が必要です。
また、Googleアカウントにはマイアクティビティの中の広告カスタマイズに使用されるデータの閲覧や削除をユーザー側で設定できるようになっていて、ユーザーが設定を行えば数値がかわることとなりますので注意が必要です。
まとめ
ユーザー行動を正しく把握することが、改善アクションにつながっていきますので、
導入しておきたい機能のひとつ「Googleシグナル」ぜひ活用してみてください!
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